多くのビジネスマンにとって、業務で資料作成を行う機会は少なくないのではないでしょうか。特に営業やセミナーをされる方は、PowerPoint(パワーポイント、通称パワポ)を使って営業資料やセミナー資料を作らなければならないことも頻繁にあるでしょう。しかし、自分で資料を作っていると「もっとキレイなデザインにしたいんだけどうまくできない…」「時間がかかりすぎて気付いたら1日中資料作成をしていた…」などという経験がある方もいるのではないでしょうか。
そんなときに便利なのが、資料作成代行をしてくれるサービスです。資料作成をプロに外注すれば、時間をかけて苦手なパワーポイントを操作するストレスから解放され、かつ成果につながる質の高い資料が手に入ります。
そうは言っても、資料作成を代行するのにどれくらいの料金がかかるのか、外注にあたってどんな情報を制作会社に提供すれば良いのかわからないという方もいるでしょう。そこで本記事では、資料作成を外注する際の料金相場と、外注時に注意しておくべきポイントを解説します。
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Contents
資料作成代行の料金の考え方
資料作成代行の会社が見積もりを出すにあたって金額を左右するのが、企画構成を自社で行うか、制作会社の方で対応するかです。企画構成とは、主に下記のような内容のことを言います。
- ゴール:目的や求める成果は何か
- アピールポイント・強み:何を伝えるのか
- ターゲット:誰に伝えるのか
- 展開:どのような順序で伝えるのか
- デザイン:どのようなデザイントーンにするのか
- ボリューム:どれくらいの分量になるのか
これらの要素が明確に定まっている場合は、制作会社としてもどのように作れば良いかが判断しやすく作りやすいため、料金を抑えられるケースが多いです。一方で、企画構成が明確でない場合は、制作会社が発注者にイチからヒアリングしたり、場合によってはリサーチなども行わなければならないため、割高になってしまうことが一般的です。
それぞれの料金相場を見ていきましょう。
企画構成が決まっている場合
資料の構成が定まっている場合は、デザインメインの制作となります。料金の目安としては、【1ページにつき4,000~10,000円程度】が多いです。あらかじめデザインのイメージを伝えたり、ページネーション(どのページにどんな内容を入れるのかを明確にしたもの)を作って提供しておくと、費用を抑えられることもあります。
注意しておかなければならないのが、資料で使うイラストの作成がデザイン費に含まれているかどうかは制作会社によって異なるという点です。
ブランディングを意識した資料の場合は、デザイントーンに合わせてイラストもオリジナルで作ってほしいということもあるでしょう。しかし、イラストと言ってもアイコン程度の簡単なものの場合と、手の込んだものをゼロから作る場合とでは金額が変わってきます。「見積もりの中にイラスト作成費も含まれていると思ったら、オプションと言われて予算オーバーしてしまった」ということのないように、打ち合わせの時に確認しておくと良いでしょう。
企画構成が決まっていない場合
例えば、自社のサービス紹介資料を外注する場合、サービス内容のどこをアピールすればターゲットにとって伝わりやすいのか、どんな情報が必要なのかなどがわからないこともあるでしょう。そのようなときは、資料作成代行会社の方で企画構成から検討することになります。企画構成費の料金の目安としては、【30,000~80,000円程度】が多く、デザイン費と別途かかるケースもあれば、デザインのページ単価に上乗せされるケースもあり制作会社によって異なります。
親切な制作会社であれば、しっかりヒアリングしたうえで目的に応じた提案をしてくれるはずです。また、ブランディングを考慮して商品コンセプトから一緒に考えてくれたり、競合リサーチを行ったうえで強みが明確になるような打ち出し方を提案してくれる会社もあります。
ページ数や対応範囲によって金額が大きく変わるので、打ち合わせで要望や予算感を伝えたうえでまずは概算の見積書を出してもらうと金額のイメージが付きやすいでしょう。
一般的にオプション料金となる項目
イラスト作成費がオプション料金となるケースがあるということは前述しましたが、それ以外にも一般的に以下のようなサービスは通常の制作費用に含まれない場合が多いです。
- カンペの作成
- アニメーションの追加
- 複雑なグラフの作成
- 写真撮影
- 資料を使ったプレゼンの練習やアドバイス
- 元データ(PowerPointデータ)の納品
- 過度な修正
認識の相違がないように、あらかじめ制作会社に確認しておきましょう。特に、修正回数に関しては制限を設けている会社が少なくありません。何度も修正をお願いすると追加費用がかかってしまうことがあるので、最初の打ち合わせの際に要望をしっかり伝えましょう。
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資料作成外注時の注意点
資料作成を外注する際には、制作会社に十分に意図を汲み取ってもらわなければ、期待通りの資料ができあがらないこともあります。もちろんそこが制作会社の腕の見せ所ではありますが、発注側が正確に情報を伝えることも欠かせません。何より自社の資料なので、丸投げではなく協力しながら一緒に作っていこうというスタンスが大切です。
外注にあたって注意しておくべきポイントを紹介します。
どんな資料をお願いするか明確にしておく
資料と言っても、営業資料、セミナー資料、プレゼン資料、研修資料、ホワイトペーパー、マニュアルなど、多くの種類があります。それぞれ利用シーンや目的も異なり、制作会社によってどの分野の資料作成を得意としているかもさまざまなので、発注内容を具体的にしておくことが重要です。前述した企画構成の項目を事前に考えておくと、打ち合わせもスムーズでしょう。
既存の資料を制作会社に提供する
現在使っている資料、もしくは関連するチラシやパンフレットなどがある場合は、制作会社に渡しておくと良いでしょう。その際、既存資料を踏襲してリニューアルしたいのか、まったく新しい切り口で考えてほしいのかなども伝えておくのがおすすめです。理由としては、既存資料のリニューアルであれば費用を抑えられるかもしれませんし、新たな打ち出し方を考えてほしいのであれば制作会社もそれを考慮した提案がしやすいためです。
ただし、参考にする資料が多すぎると制作会社も情報の理解や精査に時間がかかってしまうので、必要最低限の情報を共有しましょう。
制作実績を見せてもらう
実績を確認しておくことは、外注にあたって最も重要なことの1つです。特にデザインや販促物の発注をしたことがない方は、自分の思い描いているイメージと制作会社の提案するものがマッチしないケースが少なくありません。実績をホームページに掲載している会社もあるので事前に確認しておくか、打ち合わせの時に見せてもらい、イメージに合った資料を作ってくれそうな会社かどうか判断しましょう。特に実績が少ない資料作成代行会社に外注する場合は注意が必要です。
業界や商品・サービスのことを理解してもらう
制作会社は、資料作成のプロではありますが、資料を作ってほしい内容に関しては最初の段階では把握していないのが一般的です。自社の業界と近しい企業の資料を作ったことがあるケースであればともかく、そうでない場合はまずは商品やサービス、業界のことを理解してもらわなければ理想的な資料にはなりづらいでしょう。そのため、まずは自社の強みや業界の中での位置付け、サービスの特徴などを十分に伝える必要があります。業界の中での当たり前も外部の人から聞いた時にそうでないケースも多いため、「これはわかっているだろうから言わなくていいだろう」と判断せず、話しすぎるくらいがちょうど良いかもしれません。
まとめ
資料作成代行の料金相場は、企画構成が決まっている場合はデザイン費としてページ単価4,000~10,000円、決まっていない場合はそれに加えて企画構成費として30,000~80,000円程度が1つの目安となります。
ただ、ページ数や要件によって異なるので、まずは予算を伝えたうえで相談してみるのが良いでしょう。そして、外注する場合は制作にあたって必要な情報はしっかり制作会社に共有し、随時イメージのすり合わせを行いながら一緒に作り上げていくというスタンスが大切です。営業資料やセミナー資料は会社の売上に直結する重要な書類なので、本記事を参考にして成果につながる資料の作成を目指しましょう。
資料作成代行なら株式会社patmeにご相談ください
埼玉県戸田市に拠点を構える資料作成会社、株式会社patmeでは、営業資料やセミナー資料、研修資料やホワイトペーパーなど、さまざまな資料の作成を代行しています。200件以上の制作実績があり、その中には業界トップクラスの大手生命保険会社や大手自動車メーカーの資料作成の実績も含まれております。
もちろんご相談は無料です。まずは丁寧にヒアリングを行い、大まかな構成を作ってからお見積もりをご提出するので、ご発注前からお互いにイメージを共有できます。お問い合わせフォームよりお気軽にお問合せください。
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