すでにホームページをお持ちの企業の方は周知の通り、ホームページは制作時の費用以外に保守・運用費用などのランニングコストがかかるのが一般的です。しかし、複数のホームページ制作会社に依頼した経験のある方は少ないでしょうから、毎月支払っているランニング費用が妥当かどうか判断が付かないことも多いでしょう。
そこで本記事では、これからホームページを作りたいと考えている企業に向けて、ホームページ制作のランニングコストを抑えるためのポイントや制作会社を選ぶ際の注意点をご紹介します。
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ランニングコストを左右するサーバーとドメインの契約形態
ホームページ制作を制作会社に依頼する際に、特に注意が必要なのがサーバーとドメインの契約方法です。サーバーとドメインは、不動産で例えるなら土地と住所のようなものです。どれだけ立派な家でも土地のないところには建てられないのと同じように、ホームページはサーバーとドメインがなければインターネット上で表示することはできません。
つまり、サーバーとドメインの契約が制作会社に任せるということは、制作が終わってからも実質ホームページの所有権は制作会社の手にある、言葉を選ばずに言うとホームページを常に人質に取られているようなものです(契約名義が制作会社であってもサーバーの管理画面の情報があればお客様側で操作は可能です)。
そして「保守管理費用」などの名目で、十分なサポートを得られないにもかかわらず毎月高額なランニングコストを払い続けている企業も少なくありません。
制作会社との契約前に確認すべきこと
上記の理由により、ホームページのサーバー・ドメインは、可能な限り自社名義で契約しましょう。もしサーバー・ドメインの契約方法を制作会社に確認した結果、制作会社側で契約する形でしか受け付けておらず、その理由に妥当性がない場合は他の制作会社を検討した方がいいかもしれません。
ちなみに当社では、サーバー・ドメインの契約は原則お客様側の方でしていただきます。取得手続きが煩雑に感じるお客様に対しては弊社が代行やフォローを行うケースもありますが、その場合も許可をいただいたうえでお客様の名義で取得し、その後サーバー・ドメインの管理画面のログイン情報はお渡しするので、ホームページ納品後の所有権は常にお客様にあります。プランにもよりますが、制作会社がマージンを確保しなければレンタルサーバー・ドメインの費用は一般的な中小企業で年間1〜2万円程度なので、大きな負担にはならないでしょう。
初期費用無料のサブスク型ホームページにも注意
最近は制作時の初期費用を無料~数万円程度で対応し、月額制のサブスク形式でホームページを提供している制作会社も増えてきましたが、こちらも注意が必要です。
このようなサービスの場合、月額は最低でも5,000円程度はかかることに加え、基本的にホームページが存在する限りは固定費として発生するケースが大半でしょう。ホームページは会社が存続する限りはクローズすることは滅多にないので、仮に月額5,000円で30年間払い続けたとすると総額は180万円に上り、この金額はかなり良質でページ数も多いホームページの費用相場と大差ありません。
もちろんそのホームページが相応の成果を出してくれるものであれば必要経費と考えられますが、公開後にどの程度フォローしてくれるかはあらかじめ確認した方がいいでしょう。
コストとサポート内容のバランスが大切
ホームページの制作や運用には、初期費用とランニングコストのバランスが重要です。初期費用が少々高くても、月々の維持費用が安く抑えられる制作会社を選ぶことで、長期的なコストパフォーマンスを高めることができるケースもあります。また、制作会社の運用コストが必要な場合は、月々の具体的なサポート内容を確認しておくことも大切です。
セキュリティ対策のための保守、アクセスレポートの報告、コンテンツの修正対応、ブログや新着情報の更新など、制作会社によって対応範囲は異なるので、制作会社との契約前にはこうしたポイントをしっかりと精査し、最適な選択を心がけましょう。
まとめ
ホームページのランニングコストを最適化する方法をご紹介しました。ホームページは発注側と受注側の知識のギャップが大きいので、発生する維持費の内訳がブラックボックスになっていることもあります。
契約内容をしっかりと確認したうえで、納得できるコストとサポート内容の制作会社を選びましょう。
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